先週日曜日は、刈谷市のデンソー本社にて開催されました「DECOスクール2010」で、

        ~地域ごとを「自分ごと」に変える1日~と題したフォーラムにてお話させていただきました。

        私が大信頼しておりますmomoの木村真樹くん(きむちゃん)は、デンソーさんのCSRのコーディネートをしています。

        それで、今回、私を呼んでくださり、きむちゃんのファシリテートで、心地いい充実したトークをさせていただきました。楽しかったですよ~。

        この日も1日は、そんなみなさんや、様々なことに感謝な日でした。

        デンソーさんの社員のみなさんで運営しているこの「DECOスクール」とは、

        地域社会や地域環境の現状への感心と理解を深め、一人一人が日常生活の中で楽しく取り組めるアクションを学ぶ”学校”です。

        今回の刈谷キャンパスでは、地域の未来のためにがんばっている愛知県と三重県のデンソーと関わりのある市民団体が大集結して、

        モノづくり体験やミニ勉強会、有機野菜屋さんやおいしい食べ物や手作り雑貨やフェアトレードなどなど約80のブース出展し、賑わっていました。

        運営事務局の今回のイベントの狙いは、

         「今、自分が暮らすまちでは何が起きてるの?」「子どもたちの未来の暮らしはどうなるの?」実はぜ~んぶ「自分ごと」。自分たちの未来のために、今からできる「はじめの一歩」をさがしに来てください。

        をテーマに展開。

        そんな私も自分と言うものを大事にしている1人として、

        国際協力のこと、フェアトレードのこと、エシカルのこと、お母さんとしてのこと、地域とつながる、感謝の日々の・・・お話いっぱいさせていただきました。

        1部と2部に分けてのフォーラムの中で、みなさんそれぞれに、私流の「SLOW&FLOW」ゆっくりながれる~

        人生をお話させていただきました。

        これまでも、流れに逆らわずに、流れのまま自然の声に耳を傾け、流れてきたら、今私はここにいます。

        時を敏感にキャッチして、自分のタイミングを大事にしてほしいし、

        なんでも一所懸命に、取り組んでほしい・・・仕事も、活動も、遊びも、デートも・・・、子育ても。

        目の前に与えられたコトをきちんと丁寧に心を込めて一所懸命に取り組んいれば、

        良い流れで、行くべき方向へ、流れてゆくことと思います。

        会場からの質問で、「原田さんは、20歳からモデルをされてて、これまでに素晴らしい活動へとすべてが繋がって・・・すごいなって思います。私は今同じ20歳なのですが、そんな素晴らしい目標もなく、やりたいって思えることも何もないのですが、どうしたらいいでしょう?」

        「20歳のころの私なんて、なんにも考えてなかったですよ!遊びまくってましたから!彼氏とのデートのことしか考えてなかったり・・・!(それは今のだんな様です。)でも毎日が一生懸命でしたよ。デートもお遊びもすべてに一所懸命でした。でもそのときにいっぱい、しっかり、遊んだことに、無駄なことは何一つなくって、今へとすべてが繋がっていますから、不思議なことですが。だから今やりたいことを自由に思い切りやってください。遊んでください。大丈夫ですよ。いつか目標は見えてきます。」と私は、そんなようなお答えをしました。

        私は、20歳でモデルとしてデビューして、徐々にタレントへと移行し、10年目には、パリへ留学し、お店を経営し、今では、環境・国際・地域での活動をしていますが、

        いろいろなことがスカッーット見えてきたのは「40歳」です。孔子の云うとおりです。

        「40にして、惑わず」なのです。見事に私は40歳の誕生日に、

        自分のすべきこと、人生に与えられた私の使命が、

        ピカーッと、見えてきましたから。でもそれは、あくまでスタート。

        今しっかりとその目標に向かって、いい感じに流れています。

        さて、最後に興味深い質問が出ました。

        「1つだけ願いをかなえてくれるとしたら、原田さんは、どんなお願いをしますか?」と。

        とっても素敵な、いい質問に超わくわくしました。

        考えてみたら私、「もし~なら」なんてこと空想したり考えたことがありまなかったのです。

        世間からは、私は夢見がちな理想主義者で、空想の世界が好きそうに思われているかもしれませんが、

        意外と叶わぬ夢は追ってない現実主義者で、宝くじに夢をかけたりすることにも興味ないし、

        叶わない夢は追わなくて、それよりも時間はかかるかもしれないけれど、確実に叶うように目標を掲げて、

        「有限実行」で、思ったコト、言った事、目標にしたことは、必ず成し遂げてきました。

        だから、この質問でいかに私が、現実主義者であったかを強く感じさせられ、

        そんな叶わぬことを今考えちゃってもいいの?と思うと、とってもワクワク考えました。

        でも考えるまもなく、すぐ頭に明確に「願い事」は浮かんでいました。

        ちょっと優等生な答えでつまんないかもしれないよ、と前置きして、

        「世界中の貧困をすべてなくしてほしい。みーんなを幸せにしてほしい。

        人が生きてゆくための飲み水・食べ物・寝るところが、地球上のすべての人に与えられ、

        みーんなが笑顔で幸せでいてほしい。」と答えました。

        水も食べ物も便利なものも溢れている先進国だからって、幸せとは限らないですし、

        もしかしたら途上国の貧困な街でくらす子ども達のほうがよっぽど人間らしく幸せであったりするのかもしれない。

        人の幸せの尺度は様々、環境も様々、ですが、生きてゆくための最低限のきれいな水・十分な食事・心地いい寝床がない人々が世界中にたくさんいます。

        私は、今ここにいて、とってもとっても幸せです。でもそれが誰かの犠牲の上にあるものであっては、

        本当の幸せには感じません。

        自分だけが幸せなのは嫌です。

        どの人もみんなが幸せって言えるような、そんな地球をこころからお願いしたいのです。

        あ~!!ほんとにそんなお願いが叶うなら・・・・むちゃくちゃうれしいー!!って、思います。

        でも私はその確固たる目標に向けて,自分にできることから始めの一歩を踏み出しています。

        ”ゆっくり”・・・でも確実に行くべき方向へと、”流れ”て行きたいと思います。”スロー&フロー”なのです!

        みなさんにもそれぞれに進むべき方向への一歩が必ずあると思います。

        ほんとに神様が1つだけ叶えてくれるならって、想像して、一瞬でも夢見て、世界中の平和が描けて・・・

        うれしくなりました。いい質問に感謝です。

         

        さて、デンソーさんのこのようなイベントなどの環境・地域・ボランティア活動、

        ほんとにすごいなっ、頼もしいなって、今回感じました。

        若い社員の方々の行動力・活気ある運営・・・大企業のこのような取り組みにうれしくなりました。

        またデンソーさんとは今後もご一緒させていただけそうです。

        世の中に「いいこと」と自分の「好きなこと」・・・・これからも追求してゆきます。

        このような機会を与えてくださいました、デンソーさん、DECOポン事務局、きむちゃんに感謝です。

        そして会場に集ってくださったみなさまから私への温かいお手紙・・・ありがとうございました。

        大切に心に刻んでこれからもしっかりと信念のままに、流れてゆきたいと思います。

        いろんなことに感謝です。

         

         

        Date:2010.06.29 | 03:59 | Comments (0)
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