アフリカ渡航のため、2週もお休みしてしまっていました
テレビ愛知「3時のつボッ!」金曜日レギュラー。
お休み明けの今日は、番組の中で写真も使って、
私のアフリカでのお話をさせていただきました。
こんな内容でお話しました。
私がサポーターを務めます「独立行政法人 国際協力機構 JICA中部」から、
アフリカのエチオピアとルワンダへメディア視察の旅へ10日間行ってまいりました。
途上国の現状や、現地で頑張っているJICAの青年海外協力隊員・シニアボランティアさんの活動や声などを、しっかりと視察してまいりました。
1、エチオピアには森がない。
この写真一見、緑豊かで、牧歌的、自然に恵まれているように見えますが・・・実は違うのです!
エチオピアの森林は、国土の3%にまで減ってしまい危機的状況。移民など流入してきて人口が増え、人が木を切り森林を畑に変えてしまい、
土地をはげさせてしまっている。今も森林が急激な勢いで減っているのです。
そこで、JICAの研究員が残された森林、ベレテ・ゲラ地区に入り、農民達の出来る方法で、森林保護のお手伝いをしているのです。
森を守る方法として、エチオピアが発祥であるコ-ヒー豆の栽培を森の中の自然を生かして、シェイドグロウ(日陰栽培)で生産し、フェアトレードコーヒーとして輸出できるまでにしています。その名を「ワブブコーヒー」。
プランテーションのような単一栽培でなく、コーヒー豆が自生しおいしく育つ、自然の環境で、農薬や科学肥料を使わずに、様々な植物が連鎖しあう偉大なる大自然の森の中ので栽培しています。まさに生物多様性!!
実ったコーヒー豆は、きまめの状態で輸出するだけでなく、
地元の女性達が焙煎し、オリジナル・コーヒー豆の生産にも挑戦しています。
仕事のない女性達に働く機会を生み出して、地域で誇れるコーヒー豆の生産に取り組んでいます。
エチオピアでは、コーヒーをいただく時は、豆からいって、目の前で潰して粉にして、正真正銘の炒り立てのコーヒーをいただいているようです。コーヒーセレモニー!
毎日の生活でこん癒されるステキな習慣が残ってて、いいですね。贅沢な心豊かな暮らしですね。
この日は、JICAオフィスの秘書さんが、お洒落して、華やかなセッティングをほどこして、私達お客を温かいコーヒーセレモニーで迎えてくれました。
客人に対してのこうした振る舞いに、心打たれます!
2、美しい街ルワンダ
ルワンダという国のイメージは、16年前のツチ族とフツ族の民族紛争でのジェノサイト(大虐殺)の生々しい記憶がありましたが、
行ってみて驚きでした。
あの悲劇から国民が一丸となって這い上がり、モラルある思いやりのある美しく平和な暮らしを築いていました。
まず空港に着いたら、ビニール袋は没収です。この国では、ビニール袋は一切使いませんし、持ち込みません。
そして毎月1回、国民みんなで街のごみ拾いをします。街はほんとにごみ一つなく、きれいです。
国民達の国に対する誇りが高く、みんなで、助け合い、みんなで良い国づくりに励んでいます。
3、フェアトレードの品々との出会い
今回のミッションの1つには、私の本業であるフェアトレード商品の発掘、という目的もありました。現地の人々に寄り添いながら、地道に温かな活動をしている隊員さんたちがサポートして出来上がった製品をいろいろと購入してきました。
公正な貿易で私達が、買うことで、彼らにお仕事が生まれ、自分でお金を稼いで生活が出来るようになります。私達がフェアトレードの商品を選んで購入することで、貧困が少しずつでも減らせることを願って私も活動しています。
そのためには少しでもよく売れるように「改善」する必要があります。そんなちょっとした私達のサポートで、彼らは大きく変わるのです。
4、子ども達の笑顔は最高
私たちは、先進国からの支援者としてアフリカへ行ったのですが、どう見ても、私たちが、アフリカから学ぶことの方が多いことに気付かされます。
アフリカは豊かです。それは、子ども達の笑顔をみていると感じます。服はぼろぼろで、靴も履いてなくって、泥だらけで、お腹もすいているのでしょうが、みーんな元気に走り回って、くったくなく笑って、みんな仲良しで、助け合ってて・・・、
それに比べたら日本の子ども達は、なんでもモノが揃ってて、毎日きれいな服に着替えてすけれど、ほんとに幸せなのかな?って考えちゃいました。自由のない日本の子どもたちのことを想うと・・泣けてきました。だってものはないけれど、心から楽しそうな笑顔をしているアフリカの子どもたちを見ていたら、断然向こうの子ども達の方が、生き生きしてて素敵なのです。
もちろん、アフリカの子達は、食べ物も水も十分になく、貧困です。それにはしっかりと私達に出来る支援をしてゆかなければなりませんが、
私は、日本の子ども達こそ救ってあげなければならない最悪の状況に向かっていることをアフリカで感じました。日本に帰ってすべき事の方があるなって、強く感じて帰ってきました。