5月のルププは、フェアトレード・スペシャルでした!
盛り上がりましたし、いい展開となりました。
いつもライブな進行ですが、今日も展開すごかった〜。
スタートは、会場である JICA中部の役目である、日本の国際協力の活動にふれ、絵本の読み聞かせをする私たちの後ろに広がる大きな世界地図で世界の事情を示し、世界にはいろんな人たちがいて、様々な習慣の様々な暮らしがあり、世界には素敵なことがたくさんある。
でも、たくさんの困っている人々もいて、時には子ども達も働いていて学校へ行きたくても行けない子もいる。
なぜでしょう?
その原因が、私たちの暮らしとも繋がっているとしたら・・・。
子ども達みんなが大きくなったらどうしてあげたい?
「助けに行きたい〜!」そんな声が飛びました。
今日のルププの絵本の読み聞かせは、
ガーナのカカオ農園の児童労働の問題から始まり、
5歳のりさちゃんの読む、ルププ・オリジナルの大型飛び出す絵本「わたしとわたし」で、先進国のわたしと途上国のわたしの朝起きてから夜寝るまでの1日の暮らしの対比から、世界の問題を感じ、
アフガニスタンの女の子が学校へ行けるようになるお話で、女性への不平等問題、内戦での社会不安定、教育環境の改善事情にふれ、
世界の挨拶の絵本から、様々な地域での様々な挨拶の仕方から異なる文化・習慣の違いを楽しみ、
「世界中の子ども達」という歌の絵本では、子ども達の澄んだ歌声が響き、
スリランカの内戦で孤児になったゾウのお話からは、内戦で犠牲になる動物や子どもたちの話。27年にも及ぶ内戦が終わり、現在はJICAの支援で復興しているスリランカ北部の話に広がり、
ケニアのワンガリ・マータイさんの木を植えて森をよみがえらせたお話しから、女性の小さな活動がたくさんの人々に影響し、協力を得て、大きく国を動かし、自然環境をも守り、世界を変えるお話と、アフリカの減少している森の事情に振れ、
「ナマケモノの森」という素敵な飛び出す絵本も登場して、森の木を切っているのは人間たちで、森が無くなり、住む所を失ってしまうのは、罪のない生き物達で・・・・、でも生命力にあふれる動物たちは、そんな中生き抜いて、愚かな人間達に大事なことを教えてくれていることを感じてもらいました。
そして、14冊目の最後は「ハチドリのひとしずく」
森が燃えています。
動物は逃げ出しました。
ハチドリのクリキンディーだけが、森へくちばしで水を運びます。
動物達は、そんなことしても火を消せいないといいます。
クリキンディーは、こういいます
わたしはわたしにできることをしているだけ。
燃える森の火を消すためにハチドリが運び続けたひとしずくの水で、森はどうなったのかな?
お話のその後をみんなに想像してもらいました。
ハチドリにはハチドリでできることをしていた。それを見て、協力してくれる動物が現れ、小さい動物から大きい動物まで、一緒に火を消すかもしれない、それに影響をうけて、人間も火を消す行動をするかもしれない・・・・そしたら森の火を消すことが出来ます。
小さくても正しい行動は、必ず未来を変えてゆきます。
子ども達にはそう信じてほしい。
人間は学ばなければなりません。
この子ども達の未来のために。
だから、私は良質の絵本の力をかりて、
子どもたちが自分たちの頭と心で考えて、
自分たちの未来を美しくたくましく築いてほしいと願いながら絵本を読んでいます。
この子たちに託します。美しく持続してゆく地球の未来を!!希望を!!
今日の「世界と出会う絵本ひろば”ルププ”」では、
紙芝居のおじいちゃん、5歳のりさちゃん、8歳のあずさちゃん、
あいち戦国姫隊のまつ姫、市姫、おね姫、
そして、ルププのゆうたお兄さん、やちよお姉さん、
久々に来てくれたウサリーさん、アキリーさん、
そして、絵本作家のながおたくまさん、
大勢のバラエティー豊かな面々で、絵本をリレーしました!
素敵なことですよね!!
ルププってほんと素敵で尊い時間です。
みなさんにもお楽しみいただくことができ、うれしいです!
ありがとうございました。
来月は6月28日(土)午後2時からの開催です。
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