昨日視察させていいた、豊川流域とは、源を愛知県北設楽郡設楽町から発し、山間渓流を流れて支流と合わさり南下し、新城市で宇連川と合流し、三河湾にそそぐ一級河川です。蒲郡から田原町まで東三河地区の農業・工業・生活用に取水し、東三河の産業や人々の生活を支えています。その流域では、川の水を上手く取って使うための利水と、台風や大雨の際に洪水から命を守るための
治水という観点から、昔から様々な工夫がなされ、人々の技術・知恵をそそぎ、今の豊川があります。そしておおよそ40年前、その上流の山
深く自然美しい設楽町にダムを作る構想が始まり、今もまだ予定のままとなっていますが、計画は進んでいます。今回は国土交通省の皆さんのご協力を得まして、豊川流域で生活する人々を守るために人工的に作られた、放水路や堰、頭首工、霞堤など河川修復などの管理をされている箇所の説明をいただきました。そして写真は、大野頭首工という、小さめのダム。ここで川の水を溜め、豊川用水へと取水され、西部へは蒲郡まで、東部へは渥美半島まで水を供給しています。川は穏やかに程よく流れていてほしいけれども、洪水で川があふれて浸水するのは困ります、というのが住人の声。自然を壊して人工的に人間本意で様々な建造物が建てられています。失ってしまったものも多いけれど役に立って私たちの安全を守ってくれています。その人工物で補った河川は、時ととも、都市の生活の様式が変化するたびに、様々なところを継ぎはぎながらここまできているように思います。この先もずっと河川を人間本意に継ぎはぎしていいのでしょうか。そして誰かにお任せしっぱなしで、何かあると文句ばかり言って、行政のせいにしていて、私たちはいいのでしょうか?
私たちはもっと川を知り、川と仲良くつきあい、自分たちの責任で、川と共にある暮らしのこと、未来のこと、もっと自分ごととして思い考えるべきなのかなと感じています。
私たちはもっと川を知り、川と仲良くつきあい、自分たちの責任で、川と共にある暮らしのこと、未来のこと、もっと自分ごととして思い考えるべきなのかなと感じています。
今週末10月6日(土)午後1:00〜。
愛知県図書館にて。
設楽ダムのことを考える県民のセミナー
「とよかわ流域県民セミナー」を開催します。
私がこの難しいセミナーのナビゲーターに挑戦します。
ダムのことを、難しいことややこしいことと、敬遠しないでいただくように、私、頑張って誰にでもわかるように司会を努めたいと思います。一人でも多くの方に関心を持っていただきたいです。お時間ある方ぜひお越し下さい。
私を助けると思ってお越し下さい。
私からのお願いです。
Date:2012.10.03 | 10:57 | Comments (0)
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