RISA(中日新聞・月刊環境情報誌)での原田さとみコラム「エシカルでいきましょ」が先週土曜日で最終回となり、読んでくださった皆様から共感のお言葉をたくさんいただいております。
同じ子を持つ親として同じ思いのお母さん方が多く、みんな一緒の思いで子育てに取り組んでいらっしゃるのだなと、勇気づけられます。
これまで2年間、私の様々な活動、出来事、思いを綴らせていただいてきましたが、最終回ですので、その時のコラムをここに掲載させてただくことといたします。(これまでのコラムは、<新聞記事・コラムなど>のところをクリックしていただきますと、第1回のコラムからすべてご覧いただけます。)
原田さとみ「エシカルでいきましょ!」(RISA3月号から)
「Slow & Flow ゆっくり流れる」
早いもので、この春、息子は中学校に入学します。気づけば息子の身長は160cm。腕の中で泣いていた小さな赤ちゃんはもう私と同じ背に。でもまだあどけなく、つい子ども扱いしてしまいそう。親の私が子離れの練習です。それは 子育てが終わったということではなく、育児上級編に進級するようなもの。思春期はこれまでとは違い、静かにじっと子どもを観察し、深い愛情と信頼で包み込む育児なのでしょうか、13年目の親への新たな試練です。残りわずかな親子の時間を、悔いなきよう丁寧に過ごしたいと思います。
私は息子が5歳になるまで専業お母さんでした。子育てに専念することで学びの多い日々でした。あの時間が今の私を形成しています。息子が5歳になった頃、仕事に復帰し、母としての立場で感じるままに、私にできる国際協力・地域貢献でお役に立ちたいと活動・仕事を進めてきました。思いはみるみる広がり、多くの方々の温かいご協力やご縁を得てここまできました。ことを始め、軌道に乗せるにはエネルギーもタイミングも必要で、ここ数年そんな新しいことに必死でした。気づけば今では協力者や仲間、任せられる次の世代も育ってきました。今年1月には名古屋をフェアトレードタウンにしようという運動を1つにまとめてネットワーク団体を設立する事ができ、5月のフェアトレード・デー、10月のエシカル・デーの 催しも定着し、今年は規模拡大で準備が進んでいます。名古屋でのフェアトレードとエシカルの基盤ができました。
育児と活動と仕事を両立しながら走り続けてきた私自身は、このあたりで少しだけペースを緩め、大事なことに目を向け直そうと思います。ここで再び「家族・暮らしを丁寧に」に戻りたいと感じます。しばらく外を向いて走ってきましたが、ここで一呼吸。今年は足元を再び固めるとき。次へジャンプするためにも、家、家族、子ども、そしてお店のこと、丁寧に足元を整えたいと思います。
私のテーマは「Slow&Flow ゆっくり流れる」。人生は川の流れのよう。必死でこがなければならない激流もあれば穏やかな流れもあり、分岐点では敏感に心の声に耳を傾け、進むべき流れを見極め流れてきました。コラムは今回で最終回。読んでくださった皆さんに心から感謝です。幸せでした。これからも聞こえてくる自分の心の声を信じ“エシカルで生きましょ”で流れ続けます。またお会いしましょう!
さとみさん、2年間本当にお疲れ様でした!
いろいろ大変なこともあったと思いますが、お忙しい中で続けていただけたこと、感謝しています。
本当にありがとうございました!
コメント by やまぐち — 2013.03.06 | 17:55
山口さん!!こちらこそ、2年間ほんとにありがとうございました。山口さんが担当して、編集をしてくださったから、2年間コラムを続ける事が出来ました。的確なアドバイスや、気の利いた修正に心から感謝しています。根気よく私の原稿とお付き合いくださり、心から感謝しています。これからまた山口さんとは、フェアトレードの方でご一緒できますこと、さらにうれしいです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
コメント by satomiharada — 2013.03.07 | 05:18