これからのエコ・スタイル~~
エシカル・ファッションで地球にも人にも優しく温かく・・。
自分の「好き」と世の中に「いいこと」が結びついたことを「ビジネスに」したい、との思いからセレクトショップ「ペネロープ・パリ・ペティヨン」10年間続け、昨年7月31日、10周年の節目に閉めることといたしました。現在は、お店という形あるものから解き放たれて、「ペネロープ・パリ・ペテイヨン」は「エシカル・ペネロープ」へと屋号を変え、2010年7月1日に「エシカル・ペネロープ株式会社」となります。
この会社で私は、エシカル・コーディネーターとして、エシカル・ファッション、エシカル・ライフ、フェアトレードなの推進活動を行ってゆきます。
エシカル・ファッションとは。
[これからのエコ・スタイル
持続可能な“エシカル・ファッション”で世界は変わる!]
近年ではモードの世界でも、環境に配慮した持続可能なファッション「エシカル」というカテゴリーがヨーロッパで登場し、モラルあるクリエイター・デザイナー達によって、これまでの商業主義であったファッション業界のあり方を問いかけています。シーズンごとに次から次へと新商品を作り出し、消費者に流行を意識させてきたファッション業界ですが、確実に変化してきています。
エシカル・ファッションとは、
・ エコロジカルで安全な素材・染料を使用しているか
・ 正しい労働環境が守られ、公正な賃金で生産・発注がされているか
・ 地域に伝わる製法や伝統技術を後世に残す努力をしているか
といった条件をクリアして作られたもののことを云います。モラルを守り、メッセージを持ったこれらの商品を一人でも多くの人のところへ届けるには、さらに
・ デザインも質も確かであること。
これがこれからの私の考えるべきもう1つの大きな条件です。
見た目のデザイン性に魅かれ選んだモノの、その背景が公正であり、正直であり、生産者にも地球環境にも優しいものであれば、未来は良い方向へ進むのではないでしょうか。モノをつくり売る側の責任は大きいと感じます。
そしてこれらの商品は、ただ単に着る使うなどのモノとしての側面だけではなく、モノ自体に多くのメッセージを持っています。どのような人々が、どのような思いで作っているのか、そして私たちがこれらの商品を選ぶことで、世の中がどのように変わって行くのか。世界とどのように繋がっているのか・・・、ということに気付かされるでしょう。
フェアトレードやエシカル商品を購入し、使うことで、まずは自分自身の意識が高まり、地球環境に優しい行動を誘発し、周りにも影響を与えるでしょう。正しき商品を「選ぶ」という一人一人の小さな行為が、大きな活動へと繋がる可能性を秘めています。
“ほんとうの上質で心豊かな暮らし”って?と考えるきっかけとなってほしい。
「買う」ものを「選択」することで始まる未来があると信じて・・・。
エシカル・ペネロープ株式会社 代表取締役 原田さとみ
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これまでの「取り扱いブランド」例
Occidente (フランス人デザイナー×チュニジアの職人)
自然を愛し、モラルを守り、シックでエキゾティックなハンドメイドのブランド。
柔らかいビオ素材にキュートなプリント。着心地の良い部屋着です。
人生の哲学との調和を大切に考えた洋服。モードは、世界に残された伝統的な手仕事の価値を維持しながら、フェアトレード(公正な貿易)であり、持続可能であるということを大切にしている貴重なブランド。オーガニックコットンに、エジプトやアフリカのアクセサリーなどを使用し、チュニジアの職人さんによって仕立てられています。
Les Racines de ciel (フランス人デザイナー×アジアの職人)
熟練の染め職人による植物染色や、オーガニック・コットン、イタリアン・リネン、
ラオスの手織りリボンなど、伝統技術が生きる、こだわりの素材を使った
モード感の高いお洋服。
モードは、地球全体で起こっている問題と大いに関係があるとの考えから、2005年から伝統的技術の保存・環境への配慮を信念に服作りに向い合っている。
仏人デザイナーのナタリーは、中国人の知人が着ていた服の素材をとても気に入り、その生地を中国で捜し求めたところ、それはたいへん古い技法によって作られたものであり、現在はもう生産されていないことを知る。伝統を継承すべく再現に挑戦し、冷たい川の水と、タンニンの多い土の中を生地が何度も行き来することで見事な発色となる染色技術を習得する。他には、日本の柿渋染めも使用している。
G=9.8 (フランス製)
フランスのアンジェ地方の小さな村で栽培・加工すべてを行っている下着のブランド。素材はすべてが松の繊維「パインファイパー」。伸縮性がよく、なめらかな肌触り。
「OEKOTEX STANDARDO100」という品質保証が与えられている。自然染料での発色は、安全なだけでなく上品で美しい。村で育つ松を使い、素材として使用し使った分を、また植え育て、循環している。自然環境に配慮した、持続可能なファッションを実現している。
Bosabo (フランス製)
フランスのモージュ地方の小さな村で、地元で育つ木を使い、100年以上も受け継がれている伝統的な製法で作られた、環境にも身体にも良いサンダル。森林の保護・再生に貢献。
素材が道徳的に作られていたとしても、大切なのは製作過程において、児童労働や搾取
などの行為がなされていないかである。環境を守り、生産者を守り、消費者を守る、それは、モードへ繋がるあたりまえのことである。
ボサボの靴は、すべてが木から作られている。小さな村のアトリエで小グループに分かれ、それぞれがそれぞれのやり方で“誇りを持って”1つの靴を完成させている。仕事を細分化していないので、同じことを繰り返すストレスから開放された、良質な労働環境を整えて、自分たちの作品に敬意を持って働いている。サボを作る時に使う木材は、地元の森林から成熟した木を使い、切った後には、植林を行っている。生産過程で出る木屑(廃棄物)は、靴底に使われたり、アトリエの暖房に完全再利用されている。
雷バッグ 「雷×Think the Earth」 (日本製)
使用済みの米袋にビニールのテープを1枚1枚手作業で貼り重ねてつくられた、ポップてアートな工芸品。それが、雷×Think the Earthです。つくっているのは、長野県にある福祉施設「OIDEYOハウス」の人たち。ビニールのテープは屋外の看板制作で使われるものの端材を使用しています。制作のテーマはThink the Earth。作り手たちが、今の地球、今の世界を感じとり、描いた、自由でのびやかな色の重なり。ただ一度のもの。ピカピカ光った唯一無二のパターンを見ていると、そんな言葉が思い浮かびます。大量生産はできない、すべて手作りの1点ものです。
ちなみに、なぜ「雷」かというと、紙は紙なりにがんばっているから。もちろんピカピカ光っているからでもありますよ。
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「フェアトレードタウンなごや推進委員会」について
現在私は、大学生のみなさんや若い方々とともに名古屋の街がフェアトレードタウンとなることを目指して、
「フェアトレードタウンなごや推進委員会」世話人となり、学生・若者の活動をサポートしています。
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フェアトレードタウンなごやの実現にむけて
現在、私たちの住んでいるこの世界には、地球規模の問題が載積しています。大量生産、大量消費によって発展してきた社会は、化石燃料の枯渇、地球温暖化、砂漠化など地球規模の様々な問題を生み出しました。
そして、現代社会の発展の背景には、劣悪な労働状況と貧困状態の中で働く人たちがいます。
「3秒に1人の子どもが貧困のために命を落としている。」、「5人に1人が1日1ドル未満の所得で生活をしている。」
私たちが何気なく過ごしている日常と離れた場所で、世界にはこのような現実が存在しています。
人・物・情報が国を越えて自由に行き交う、グローバル化した社会では、厳しい現実に直面している国や人々の製品が店頭に並んでいます。日本に住む私たちも「買い物」を通じて、このような世界の現実と、決して無関係とはいえないのです。
今、このような反省を踏まえ、世界各国で「持続可能な社会」への取り組みがスタートしています。このスタートは、人類の今日までの歩みにおいて、大きな転換を意味しているのではないでしょうか。
「環境負荷の軽減」、「労働環境の改善」、「貧困対策」、「伝統技術への配慮」を掲げるフェアトレード。それによって取引された製品を買うことは、現地の“持続可能な発展”を支援することにつながります。
社会の動きが少しずつ変わろうとしている今、私たちフェアトレードタウンなごや推進委員会は、この「フェアトレード」を切り口に、「製品のストーリーを考えて選ぶ」という買い物の在り方を推進し、「持続可能な社会」へ向けて街全体で取り組む活動を行います。
フェアトレードとは?
フェアトレードは生産者団体との対話、事業の透明性、小規模生産者への敬意を基盤とし、より公平な条件下で国際貿易を行うことを目指す貿易パートナーシップです。弱い立場にある生産者や労働者に対し、より良い貿易条件を提供し、そして彼らの権利を守ることにより、持続可能な発展に貢献します。フェアトレード団体は、生産者の支援、啓発活動、および従来の国際貿易のルールと慣行を変える運動に積極的に取り組んでいます。
フェアトレードタウンとは?
フェアトレードタウンとは、市民、行政、企業、学校、などが協力し合い、街ぐるみでフェアトレードを応援する地域のことを言います。開発途上国の生産者・労働者が、貿易を通して生活や環境を改善していけるよう、個人や組織がともに協力してフェアトレードを推進していく運動です。世界18カ国、約800の自治体がフェアトレードタウン宣言しています。(2010年1月6日現在)
以下は、イギリスの場合の、フェアトレードタウン基準です。
1. 自治体議会がフェアトレードを促進するための議決案を可決し、議会、職場、地方庁舎などでフェトレード認証製品を使用する。
2. 様々なフェアトレード認証製品が地域のショップ(スーパー、コンビニ、雑貨店等)や飲食店で購入できる。
3. 地域の企業や商店、教会や学校といった地域組織へフェアトレード認証製品を浸透させる。
4. メディアの報道やイベントを通して、フェアトレードに対する地域住民の理解を広めサポートを獲得する。
5. 議員や企業、学校や教会、地域住民などから委員を選出してフェアトレード推進運営委員を設置し、フェアトレード推進活動を継続して行う。 ※引用:フェアトレードラベルジャパン
フェアトレードタウンなごや推進委員会
「名古屋市をフェアトレードタウンに」という共通の目標の下、市民、学生、大学、行政、企業、NGO、NPOなど立場の異なった人同士が集まり、「フェアトレード推進委員会」としています。
ミーティングの場では、名古屋におけるフェアトレードの現状把握と意見交換を行うとともに、フェアトレードタウンの推進に寄与する活動について意見交換を行います。そこで共有された情報は、インターネットやメディアなどで情報発信を行っていきます。情報の共有によって、多くの方々にフェアトレード・フェアトレードタウンについて知ってもらうきっかけを提供します。
また、この推進委員会の運営のために、学生や若い世代の社会人が主体となる「フェアトレードタウン推進委員会事務局」を設置し、フェアトレードタウンに関する情報の収集と、推進委員会の活動における主体的な役割を果たします。このフェアトレードタウン推進委員会が、フェアトレードタウンの進行状況を把握し、また活動の軸となることで、「フェアトレードタウン名古屋」の実現とその継続を目指します。
~人と環境にやさしい街をつくりたい~
避けられない地球上の現実に少しでも変化をもたらし、持続可能な社会を実現するためには、まず一人ひとりが身近にある製品のストーリーに目を向けて、出来る限り人や環境にやさしいものを選ぶことではないでしょうか。
そのためには、多くの人にフェアトレードについて知ってもらい、身近な場所で、日常的にフェアトレード製品を購入できるようになることが必要です。
私たちは、フェアトレードタウンという目標のもと、立場を越えて様々な人が集い、話し合い、コラボレーションをすることによって、それらを実現し、人と環境にやさしい街づくりをしたいと考えています。
フェアトレードタウンなごや推進委員会 世話人 原田さとみ








