「コップなごや水基金」のデザインの最終が決まり、
印刷を発注し、一区切りついた今日は、私にとってタイムリーな
水のドキュメンタリー映画「ブルー・ゴールド/狙われた水の真実」を
今池の名古屋シネマテークへ観に行ってきました。(26日まで、10時30分のみ)
シネマテークの平野さんも「12日の中日新聞で読みましたよ。」とおっしゃってくださり、
私の「コップなごや水基金」のこと知っててくださったようで、うれしかったです!
20世紀が石油戦争の時代だとしたら、21世紀は水戦争の時代
になるといわれています。海に囲まれて山林が多い日本に住んでいると
当たり前のように水があり、思うがままに使っていて、
自分の周りだけ見てると、危機感があまりないのかもしれませんが、
世界を見て下さい!世界では人口も増加し、
このままの使い方だと確実に水資源は足りなくなります。
水は、液体から蒸発して気体となり雲になり・・・
再び液体となって雨になり地中に染み込み、川に流れます。
同じ量の水がその繰り返しをしているので、
人間は自然のまま謙虚に水を使用していれば、いつまでも水は使うことが出来るはずです。
しかし私たちは、化学肥料や農薬や工場の汚排水で、
限度を超えた汚染をしてしまっています。
一旦汚染されてしまった水は、自然の循環が出来なくなり、
戻るべき場所に戻るべき量の水が戻らなくなっています。
さらには、ペットボトルに詰められて、世界中に水が運ばれることで、
その土地の水が他地域へ渡ってしまい、水循環が崩れ始めています。
さらにモノを生産するために使われる仮想水(間接的に使用される水のこと)の
使用が激しくなり、世界の水のバランスが崩れ、水が枯れ始めています。
人間は水なしでは、生きてゆけません。
映画の中では、
そんな世界で起きているさまざまな水戦争の現状をドキュメントしています。
そして、これからの地球のために、市民が立ち上がり、
企業や国に向かって正しきことを糾弾しています。
もう国や企業などの私利私欲の思うがままにはさせてはいけません!
市民は屈しません。
今まさに私がやろうとしているタップ・ウォーター・プロジェクト
「コップなごや水基金」は、そんな貴重な水のことをみんなが考え直し、
気づいてくれるためのプロジェクトです。
そして基金によって、木曽川流域の水を守る活動を支援します。
世界中には、一滴の飲み水を得ることが出来ずに、たくさんの命が奪われています。
たまたま私たちは幸せなことに、木曽川からの水をいただいていて、
それがたいへん奇跡的で貴重なことだということに感謝しなくてはなりません。
それは、木曽川流域の森や川や自然を守ってくれている人々の
知恵とたゆまぬ努力と優しさのおかげです。
水をいただいている都市部の私たちは、それを心にしっかりと刻んで、
みなさんがそれぞれに、次へのアクションへと繋がってほしいなって思います。
さてそして今まさにこのプロジェクトは始まるところ、
大きな期待とともに不安と恐れが、渦巻き始めた私に、
この映画は、「このまま進んでいいんだよ!
大きなものに負けないで、正しいことを正しいと声を出して言っていい。
自分たちの水の源流の水環境は、自分たちの手で守り、
意識していくべきだ!」と、力強いエールを私に送ってくれました。
この映画、多くの人に観ていただきたい素晴らしい作品なのですが、
もう公開は明日まで・・・。
またどこかで、上映会などできたらって思います。
そして私は、「コップなごや水基金」・・・略して、「なごや水」!を始めます。
もう間もなくです。みなさまどうぞよろしくです。
名古屋市内のレストランやカフェのテーブルの上に、カードを見つけたら、
基金をどうぞよろしくです。
3月に入ったら、ゼットンさんの全店で「THINK! なごや水」カードが登場する予定です。
カードを置いて下さる飲食店さんも募集しています。
うちにも置いていいよ!という店主さんがいらっしゃいましたら、ご連絡ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
タップウォーター(水道水からの水)を推奨する今の私にぴったりの水の映画を
観せていただきました。