11月27日、午前。名古屋市内のとある小学校のPTAの皆さんの主催で、親子ふれあい講座が開催されて、そこに講師として呼んでいただき、素敵な時間を過ごさせていただきました。
毎月、JICA中部なごや地球ひろばで開催してます「世界と出会う絵本ひろがば”ルププ」の出張講座として、”絵本を通して世界を感じる”そんな内容に構成しました。アフリカの絵本をいくつかと、フランス語でのお話しや、私のアフリカ渡航での写真を見ながらの国際協力のあり方、フェアトレードのお話しなど、させていただき、今回は・・・、
ベナンという国のお話、日本人の奥様がベナンでされていた日本人教師としてのボランティア活動でのお話し、
そしてジェンベの演奏!!この日も最高でした。アデックさんのメッセージのこもった歌声、故郷を想うジェンベの音色、アデックさんの温かく深い思いは、音とともに会場の皆様にも伝わり、親御さんたちは感動の涙にあふれ、子ども達までもが尊い涙を流してくれました。私は、もちろん号泣です。そしてアデックさん本人も泣いてしまいました。その姿には会場全員で感動でした。何か大切なこと、私の言葉で言い表しきれなかった大切な大切なことが、子ども達や親御さんたちに伝わりました。
続いて、JICA青年海外協力隊員OBの藤代やちよさんには、派遣先のブラジルでの興味深いお話を紙芝居を使って聞かせていただきました。言葉の勘違いによる問題や、ブラジル派遣先の村での「日本にいたときよりも日本らしい」という日ナイズされた日常では、朝から日本語のラジオ体操の音楽が流れているとか。世界は魅力的です!
と、、盛りだくさんの素晴らしい会となりました。
異国での慣れない生活になじもうと努力し、そして何でも手に入る一見便利で平和な日本から、貧しい祖国を想い、自分のすべき事を模索しているアデックさん、本当の心豊かな国からの大切なお客さまであり、仲間です。
私たちも一緒にベナンのことアフリカのこと、考えてゆきたいと思います。
そしてモノには恵まれているけれど、大事な事を見失い始めている私たち日本人に、豊かなアフリカの素晴らしい心をつなげてくれる大使です。私たちに力を貸してくれて、ほんとうの幸せって何なのかを教えてくれる貴重な存在だと思います。私たちこそ学ぶべきなのです。
私たちのこれからの本当の成熟は、アフリカなどの途上国から学ぶこととなるでしょう。
これからの未来のヒントはここにこそ潜んでいるのです。
みんなでみんなの文化を大事にしたいと思います。
世界中の子ども達みんなが心からの笑顔でいられるように、
そして、世界の不平等がなくなりますよう・・・・、
大人としてやるべきことがいっぱいです。
そんなことを改めて考える講演会となりました。参加されました皆様、ご協力くださいました出演者の皆様、主催者のみなさま、感謝です。ありがとうございました。
Date:2010.11.28 | 11:23 | Comments (0)
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