養蜂・ハチミツ・みつばちは、まさに”エシカル”な存在です!
私のお話しは、みつばちエシカル・トークとなりましたよ。
パリのオペラ座の屋上で20年続く、はちみつ作りが行われていて、現在も5箱の巣箱に10万匹がいて、オペラ座界隈やセーヌ川沿いのチュイルリー公園の木々や花々から集められた、その蜂蜜のお味は、複雑な深みがあって、ハーブのミントの葉を噛んだような味わいが余韻あるお味なのですよ。
フランスでは蜂蜜のことを Le gout du terroir ”風土の味” といわれるように、
蜂が蜜をつんでくる土地それぞれの気候や土壌などの風土が味に活かされていること。
暮らしを地域をつなぐ大事な存在であり、
蜂蜜は、人の手が加わることなく、生産される唯一の自然の食品であるからこそ、
自然環境の汚染や変化、農薬の散布などによるダメージを一番に受ける存在であること、
だからこそ、私たちはこの小さくも賢くスピリチュアルな蜂という存在を大事にして
思いやって、謙虚な優しい気持ちになって、人と人、人と生物、人と植物が繋がって、支えあって、
未来の平和へのヒントをいただいているのだな。。。まさにエシカルな街づくり・人づくりだなって、感じました。
そして私のお勧めの蜂蜜映画を2本紹介しました。
養蜂家の晩年をイタリアの名優マルチェロ・マストロヤンニが演じている哲学的な映画「蜂の旅人」(監督・テオ・アンゲロプロス)。
ここでは、ギリシャの田舎町を転々とトラックの荷台にたくさんの蜂の巣箱を乗せて、花のあるところへ、蜜のあるところへと、蜂とともに旅しながら、人生の晩年を過ごし、使命を果たしてゆくお話しです。深いですよ、素敵ですよ。
そしてもう一本。子供向けかわいいアニメーションのディズニー映画「ビームービー」。
アニメですが、奥深く良質な映画です。内容は、私たちの暮らしに蜂がしっかりとと繋がっていて、思っている以上に大事な存在であり、蜂蜜を作っているだけでなく、花粉を運んで、受粉のお手伝いしてくれているから、野菜やフルーツが実をつけ、花が咲き、食べ物が育てられ、人が命を保て、町が色づき、暮らしが成り立っていることをわかりやすくお話しに仕立てています。蜂が蜜を集めなくなると・・・・人は生きることさえできなくなるのです。生物多様性がよくわかる映画ですのでお勧めです。
と、はちみつトークで盛り上がりましたよ!
3月8日は、おもいきりハニーでスイートでハッピーな「ハチミツの日」となりました。
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