「住民をこんなに不安にさせる公共事業が、あっていいのでしょうか!」こういう事実に悲しくて、憤りを感じます。今日の設楽ダム県民セミナー運営会議の際、フロアー傍聴席にいらっしゃった「設楽ダムが建設される地区」にお住まいの方からの、ダム建設に関して納得する説明がないことに大きな不安を抱えていらっしゃる現実、その切実な声に、私は心震えました。これまでに何度も建設を計画する愛知県に対して、ダムの安全性を確認したくて、質問をしているけれど、県からは何の説明もないとのこと。弱いといわれている地盤の上に大きな建造物を建てるのです。地図上には、ここはダメ、ここは水が漏れる、などの明記があり、住人はそこにどのようにな安全対策が計画されているのか、どのような調査がされているのか、知りたいのは当然のこと。皆さんももし自分の家のすぐ隣に大きなコンクリートのダムが建つなんてことになったらどうしますか!いつダムの水が飛び出してくるか不安で不安でたまらないと思います。作る側も、相当の計算と経験値で住人の安全を第一に考
        えるのが当然です。それをきちんと説明する責任があるはずです。本当に頑丈なダムであるなら、きちんと堂々と納得できるように説明できるはずです。それができていない現状に、住人の方が長い間不安な思いで耐えて来られてきたかと思うと、悲しくて、悲しくて、涙が出ました。こんなにも住民を不安にさせる公共事業があっていいのでしょうか。ちゃんと説明してもらいましょう。現在裁判中の設楽ダムの裁判の際には、愛知県は黙秘権を使って、県民に対して真摯な答えをしてくれなかったそうです。私たちの設楽ダム県民セミナーでは、黙秘権はありません。このような大切な質問に誠心誠意でお答えいただきます。このダム周辺に関するテーマは、来年2月15日に第9回設楽ダム連続公開講座とよがわ流域県民セミナーにて、皆さんにわかるように、設楽ダム計画がなぜ安全であるのかをきっちりと納得できますよう、ご説明いただきます。誰のためのダムなのですか。皆で考えないと大変な方向へ行ってしまいます。

        Date:2013.11.25 | 16:58 | Comments (0)

        コメントはまだありません»

        No comments yet.

        pagetop